ドライフルーツにはスーパーフードが多い?代表的な品目やサプリメントとの違いを大紹介!

ドライフルーツにはスーパーフードが多い?代表的な品目やサプリメントとの違いを大紹介!

2024.09.18

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ドライフルーツ

健康

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ドライフルーツには、スーパーフードが多いのはご存じですか?

スーパーフードと呼ばれる食材には、一般の食材より豊富に栄養素が含まれています。

 

今回は、おすすめのスーパーフードのドライフルーツについて詳しく紹介します。

さらに、スーパーフードとは何かという基本的なことや、サプリメントとの違いなども解説するので、美容や健康、そしてダイエットを気にしている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

【目次】

 

スーパーフードと呼ばれるドライフルーツ

ドライフルーツは乾燥させているため、果物の栄養素が凝縮されています。

そのため必然的に栄養価が高くなり、スーパーフードと呼ばれるものが多くなるのです。

 

サプリメントで足りない栄養を補うよりも、スーパーフードのドライフルーツで摂るほうがおいしく食べられておすすめです。

 

スーパーフードと呼ばれるおすすめのドライフルーツには、以下のようなものがあります。

  • クコの実
  • ドライインカベリー
  • ドライブルーベリー
  • ドライマルベリー
  • ドライカシス
  • 松の実
  • デーツ
  • プルーン
  • アサイー
  • ドライいちじく
  • 干し柿

 

それでは、スーパーフードと呼ばれるこれらのドライフルーツに、どのような特徴や効果が期待できるか確認してみましょう。

※表は可食部100g当たりに含まれる成分です。

 

楊貴妃も愛用していたと言われる「クコの実」

クコの実は「ゴジベリー」や「ウルフベリー」と呼ばれることもあります。

鮮やかな赤い色が特徴のドライフルーツで、杏仁豆腐の上にのせられていることでお馴染みのスーパーフードです。

 

中国では三千年以上も前から漢方薬や民間薬として使われており、世界三大美女の一人である楊貴妃も毎日食べていたと言われています。

 

生のままだとクコの実は、ナスのような青臭さと苦みがあります。

そのためドライフルーツにしたものが多く、「クコの実」というと一般的にドライフルーツにしたクコの実をさします。

 

ドライフルーツにしたクコの実はマイルドな味で香りも良く、幅広い料理に合わせることが可能です。

 

クコの実に多く含まれる栄養素

エネルギー

387kcal

炭水化物

75.3g

カリウム

1400mg

ナトリウム

510mg

カルシウム

47mg

マグネシウム

77mg

リン

180mg

βカロテン

800μg

ナイアシン

4.6mg

葉酸

99μg

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)増補2023年

 

クコの実の効果

クコの実には以下のような効果が期待できます。

 

  • アンチエイジング
  • 肌や目の健康維持
  • 冷え性の改善
  • 動脈硬化の予防
  • 血糖値上昇の抑制
  • 脂肪肝の予防
  • 更年期症状の改善

 

クコの実は、カリウムやナトリウム、そしてβカロテンなどが他の食物に比べても非常に多く、まさにスーパーフードと呼ばれるのが相応しいドライフルーツです。

そのため、美容や健康、そしてダイエットなど多くの効果を期待できるので、幅広い層におすすめできます。

 

クコの実を食べる際の注意点

クコの実は上記のように多くの効果を期待できる、まさにスーパーフードですが、その分、注意すべきこともあります。

 

  1. 食物アレルギーのある方は医師に相談する
  2. 食べ過ぎると吐き気、腹痛、嘔吐、そして下痢を引き起こす恐れがある
  3. 妊娠・授乳中の方は食べない
  4. 薬を服用中の方は医師・薬剤師に相談する

 

クコの実の1日に食べて良い量は、諸説あるのですが1020粒程度、重さだと1520gほどと言われています。

ただし、個人差があるのでアレルギーがない方の場合でも3粒ぐらいから始めて、様子を見ましょう。

 

三千年以上前からクコの実を漢方薬や薬膳として使用してきた中国でも、1日の摂取量は少なく、長期間続けるのが良いとされてきました。

 

クコの実についてさらに詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

 

美容に効果がある成分が豊富「ドライインカベリー」

インカベリーは、「ゴールデンペリー」や「西洋ほおずき」とも呼ばれることもあり、日本の観賞用のホオズキと違い毒性はありません。

ドライフルーツにしたインカベリーは、口に含むと最初にさわやかな酸っぱさが口内に拡がり、次ぎに濃厚な甘さを感じます。

 

ドライインカベリーに多く含まれる栄養素

エネルギー

268kcal

糖質

34.2g

食物繊維

19.5g

たんぱく質

7.32g

脂質

6.1g

カリウム

1680mg

2.2mg

βカロテン

365μg

出典:USDAFoodData Central Search Results

 

ドライインカベリーの効果

ドライインカベリーは、以下のような効果を期待できます。

 

  • 整腸作用
  • むくみの解消
  • 骨粗しょう症の予防
  • 筋肉痛の予防
  • アンチエイジング
  • 冷え性の予防
  • 肩こりの予防
  • 便秘の改善
  • 貧血予防

 

ドライインカベリーは、クコの実よりもカリウムが豊富なスーパーフードで、高血圧の方や立ち仕事で脚がむくみがちの方におすすめです。

また、抗酸化物質も多く含まれており、美容やアンチエイジングにも効果が期待できます。

 

さらに、ドライインカベリーは鉄分も多く貧血に悩んでいる方にもおすすめです。

 

抗酸化物質が豊富で眼精疲労軽減も期待できる「ドライブルーベリー」

ドライブルーベリーは、独特の甘酸っぱい味と香りが特徴で、ビタミンE、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれるスーパーフードです。

 

ドライブルーベリーは抗酸化物質のビタミンEを多く含み、体内の脂質の酸化を防ぎます

そのため、特にアンチエイジングを考えている方におすすめです。

 

ドライブルーベリーに多く含まれる栄養素

エネルギー

280kcal

糖質

54.9g

食物繊維

17.6g

カリウム

400mg

ビタミンE(αトコフェロール)

5.1mg

マンガン

1.94mg

1.2mg

亜鉛

0.4mg

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)増補2023年

 

ドライブルーベリーの効果

ドライブルーベリーは、以下のような効果を期待できます。

 

  • 眼精疲労の軽減
  • 生活習慣病の予防
  • 便秘の改善
  • 動脈硬化の予防
  • 血栓の予防
  • 貧血の予防
  • 高血圧予防
  • シミ・シワの予防

 

ドライブルーベリーに多く含まれるビタミンEには、他にも動脈硬化や血栓の予防、そして悪玉コレステロールの減少などの効果を期待できます。

抗酸化物質が豊富なドライブルーベリーは、アンチエイジングや生活習慣病を予防したい方におすすめのドライフルーツです。

 

また、ブルーベリーにはアントシアニンが豊富に含まれています。

アントシアニンは眼精疲労などに効果があると言われており、パソコンの入力作業など眼を酷使する方にもドライブルーベリーはおすすめです。

 

話題のファイトケミカルが豊富「ドライマルベリー(桑の実)」

マルベリーとは「桑の実」のことです。

日本では蚕のエサとして桑の葉を与えてきましたが、西洋では人間が食べるために桑の実を生産してきました。

 

また、マルベリーは近年注目を集めている「ファイトケミカル」が豊富に含まれています。

 

ドライマルベリーに多く含まれる栄養素

エネルギー

300kcal

糖質

55.0g

食物繊維

12.5g

タンパク質

10g

カリウム

1320mg

カルシウム

275mg

12.8mg

ナトリウム

62mg

出典:USDAFoodData Central Search Results

 

ドライマルベリーの効果

ドライマルベリーは、以下のような効果を期待できます。

 

  • 生活習慣病の予防
  • 動脈硬化の予防
  • 美肌効果
  • アンチエイジング
  • 高血圧の予防
  • 食後の血糖値上昇の抑制
  • 骨粗しょう症の予防
  • 貧血の予防

 

マルベリーに含まれる「ファイトケミカル」とは、植物が紫外線や害虫などの自身にとって有害なものから身体を守るために作り出された、色素や香り、味などの成分のことです。

ファイトケミカルは、身体に必須の栄養素ではありませんが、身体にプラスに働く作用があることが分かってきました。

 

ドライマルベリーは、アンチエイジングや美肌などを意識している方に特におすすめのスーパーフードです。

 

緑内障予防や加齢臭対策にもなる「ドライカシス」

カシスは「カシスオレンジ」などカクテルに使われる果物としても有名ですが、実は緑内障の予防になるスーパーフードです。

緑内障は、40歳以上で5%60歳以上では10%以上の患者がいると言われています。

 

さらに、最近は加齢臭にも効果があるということでより注目を集めています。

 

ドライカシスの成分

エネルギー

355kcal

タンパク質

2g

脂質

0.1g

炭水化物

81g

食塩相当量

0.01g

 

ドライカシスの効果

ドライカシスは、以下のような効果を期待できます。

 

  • 緑内障の進行抑制
  • ピントフリーズの抑制
  • 眼精疲労の軽減
  • 加齢臭対策
  • インフルエンザの予防
  • 冷え性の改善
  • 肩こりの解消

 

カシスにはポリフェノールの一種である、アントシアニンが豊富に含まれており、その含有量はブルーベリーよりも遥かに多いと言われています。

このポリフェノールには強い抗酸化作用があり、アンチエイジングを考えている方におすすめです。

 

また、カシスは眼に非常に良いとされ、日本カシス協会の実験では緑内障の進行やピントフリーズの抑制に効果を確認できました。

ピントフリーズとは、長時間PCやスマホ画面を見続けて、眼筋疲労が起こった状態です。

 

ドライカシスはパソコンやスマホを長時間使う方にもおすすめのドライフルーツと言えます。

 

中国では長寿果と呼ばれる「松の実」

松ぼっくりの中には松の種子があり、種子の胚乳が「松の実」と呼ばれています。

松の実は、中国では「長寿果」呼ばれ、仙人が食べて長寿を得ていたと伝わるスーパーフードです。

 

現代も松の実は滋養強壮に効果があると考えられ、中国では薬膳料理などに使われています。

なお、日本でよく見られるアカマツやクロマツなどの松の実は食べられません。

 

松の実に多く含まれる栄養素

エネルギー

689kcal

食物繊維

3.9g

脂質

61.3g

タンパク質

15.7g

カリウム

655mg

マグネシウム

206mg

リン

12.8mg

ナトリウム

540mg

マンガン

10.2mg

5.36mg

亜鉛

5.71mg

出典:USDAFoodData Central Search Results

 

松の実の効果

松の実には、以下のような効果を期待できます。

 

  • 生活習慣病の予防
  • 育毛の促進
  • 貧血予防
  • アンチエイジング
  • 代謝の向上

 

松の実にはミネラルが豊富に含まれています。

一方、成分表を見て脂質が多いことに不安を感じる方もいるかもしれません。

 

脂質には「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」がり、松の実には不飽和脂肪酸が多く含まれています

不飽和脂肪酸は、動脈硬化、心臓病、そしてがんの予防に繋がると考えられている栄養素です。

 

また、この成分表は100gに含まれる量を表しています。

松の実100gを食べることは、それほどないと思われますし、食べ過ぎに注意すればそれほど問題はありません。

 

以上のことから松の実は、生活習慣病の予防をしたい方におすすめのスーパーフードと言えます。

 

ダイエットやアンチエイジングに最適「デーツ」

「デーツ」は「なつめやし」とも呼ばれ、砂漠のような乾燥地帯でも育つ生命力の強い植物です。

なつめやしの実は採らずにおくと陽の光を浴びて完熟し、そのままドライフルーツ(デーツ)になります。

 

このこともあり、「デーツ」と言うとドライフルーツのデーツを指す場合が多いです。

デーツはとても甘く、栄養も豊富で、ダイエット食品としてもおすすめのスーパーフードと言えます。

 

デーツに多く含まれる栄養素

エネルギー

281kcal

タンパク質

2.2g

食物繊維

7.0g

糖質

64.3g

カリウム

550mg

カルシウム

71mg

マグネシウム

60mg

リン

58mg

βカロテン

160μg

ナイアシン

1.8mg

葉酸

19μg

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)増補2023年

 

デーツの効果

デーツには、以下のような効果を期待できます。

 

  • アンチエイジング
  • 便秘の改善
  • 貧血の予防
  • 生活習慣病の予防
  • 骨粗しょう症の予防
  • むくみの解消

 

デーツには、サイヤー種やデグレット・ノア種など複数の種類が存在します。

「デーツはちょっと見た目が苦手」という方もいるかもしれませんが、それを差し引いてもデーツの持つ栄養は魅力的です。

 

ダイエットやアンチエイジング、そして便秘の改善などにも効果を期待できるので、幅広い層におすすめできるドライフルーツです。

デーツについてさらに詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

 

冷え性の改善やむくみ解消を期待できる「プルーン」

日本ではドライフルーツにした西洋スモモを一般的に「プルーン」と呼んでいます。

プルーンはミネラルが多く含まれており、骨粗しょう症の予防に期待ができます。

 

また、抗酸化作用も高いので、アンチエイジングを考えている方にもおすすめのスーパーフードです。

 

プルーンに多く含まれる栄養素

エネルギー

211kcal

たんぱく質

2.4g

糖質

55.2g

食物繊維総量

7.1g

βカロテン

1100μg

ビタミンB6

0.34mg

カリウム

730mg

カルシウム

57mg

リン

69mg

マグネシウム

40mg

1.1mg

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)増補2023年

 

プルーンの効果

プルーンは以下のような効果が期待できます。

 

  • 骨粗しょう症の予防
  • アンチエイジング
  • むくみの解消
  • 便秘の改善
  • 美肌効果
  • 冷え性の改善
  • 生理前の不快症状、月経前症候群(PMS)のを緩和

 

プルーンは、βカロテンが1100μgと圧倒的な含有量です。

βカロテンは摂取するとビタミンAになり、皮膚や粘膜の健康を維持して抵抗力を上昇させます。

 

さらに、強い抗酸化作用もあり、老化や動脈硬化、シミやシワの原因となる活性酸素の除去を助けます

また、プルーンにはビタミンB6も含まれており、生理前の不快症状、月経前症候群(PMS)を緩和する効果も期待できるドライフルーツです。

 

アンチエイジングで人気急上昇中「アサイー」

アサイーは、近年注目を集めています。

ブラジルのアマゾンを原産とするヤシ科の植物で、ブルーベリーよりひと回り大きい黒紫色の果実です。

 

アサイーはアマゾンの原住民の貴重な栄養源でしたが、ブラジル発祥のアサイーボウルがハワイのレストランやカフェで提供されることになったのをきっかけに、世界各国に広まりました。

 

アサイーに多く含まれる栄養素

以下はアサイーパウダーのデータとなります。

エネルギー

689kcal

食物繊維

33.3g

脂質

50.0g

タンパク質

0g

糖質

0g

出典:USDAFoodData Central Search Results

 

アサイーの効果

アサイーは以下のような効果が期待できます。

  • アンチエイジング
  • 美肌効果
  • 便秘の改善
  • 心疾患の予防
  • 貧血の予防
  • 眼精疲労の軽減

 

アサイーは、鉄分やポリフェノール、ビタミンEなど、身体に良い成分が豊富に詰まっています。

特にポリフェノールは含有量が多く、健康維持や美容に効果が期待できます。

 

さらに鉄分も豊富で、貧血予防にもピッタリなスーパーフードです。

 

便秘の改善や予防に最適「ドライいちじく」

便秘改善に効果がある食べ物と言えば、「いちじく」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

その理由の1つは食物繊維が豊富なことですが、ドライフルーツにしたいちじくは、生のいちじくに比べて食物繊維の量が、約5もあります。

 

そのため便秘の改善をしたい方にドライいちじくは、特におすすめのスーパーフードと言えます。

 

ドライいちじくに多く含まれる栄養素

エネルギー

272kcal

食物繊維

10.7g

糖質

64.6g

脂質

1.1g

カリウム

840mg

カルシウム

190mg

マグネシウム

67mg

ナイアシン

0.7mg

葉酸

10μg

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)増補2023年

 

ドライいちじくの効果

ドライいちじくには、以下のような効果が期待できます。

 

  • 便秘の改善
  • 下痢の予防
  • 皮膚炎の予防
  • むくみの解消
  • 骨粗しょう症の予防
  • 糖尿病の予防
  • 心疾患の予防
  • 貧血の予防

 

便秘の改善には食物繊維が有効とされていますが、食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、バランス良く摂らないと下痢になったり、返って便秘を悪化させたりする恐れがあります。

理想的な割合は、水溶性食物繊維:1に対して不溶性食物繊維:2です。

 

ドライいちじく100gに含まれる水溶性食物繊維は3.4g、不溶性食物繊維が7.3gと、おおよそ12の割合になっています。

また、脂質には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があり、不飽和脂肪酸は腸内の便の滑りを良くしたり、腸の動きを刺激したりして排便を促進してくれます。

 

この不飽和脂肪酸もドライいちじくには含まれているので、ドライいちじくは便秘改善にはピッタリのドライフルーツと言えます。

 

ドライいちじくについてさらに詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

 

日本人が古くから親しんできたスーパーフード「干し柿」

日本は湿度が高く、ドライフルーツを作るのには向いていないと言えます。

そんな日本で昔から作られ、親しまれてきた数少ないドライフルーツが「干し柿」です。

 

干し柿には、生活習慣病の予防やアンチエイジングなど多くの効能があり、スーパーフードに含まれます。

 

干し柿に多く含まれる栄養素

エネルギー

274kcal

食物繊維

14.0g

糖質

57.3g

脂質

1.1g

カリウム

670mg

マンガン

1.48mg

βカロテン

1400μg

葉酸

35μg

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)増補2023年

 

干し柿の効果

干し柿には以下のような効果が期待できます。

 

  • 生活習慣病の予防
  • アンチエイジング
  • むくみの解消
  • 二日酔い対策
  • 高血圧の予防
  • がんの予防
  • 便秘の改善

 

干し柿には「タンニン」という物質が含まれています。

タンニンは、ポリフェノールの一種で二日酔いになった日に飲むと、効果があると言われています。

 

干し柿は、お酒が好きな方におすすめのスーパーフードです。

 

スーパーフードはダイエットや健康などの強い味方

ドライフルーツの中でもスーパーフードと呼ばれるものを紹介してきましたが、そもそもスーパーフードとはどのような食べ物を指す言葉なのでしょう。

 

「スーパーフード」という言葉は、1980年代頃、アメリカやカナダの食事療法を研究する医師や専門家の間で、有効成分が圧倒的に多い食品に対して使われ始めました。

そして、アメリカの医師スティーブン・プラットの著書『スーパーフード処方箋〜あなたの人生を変える14の食品』(2004年)により、一般の人々にまで広まったと考えられています。

 

それでは、現在「スーパーフード」とはどのような食品を指すのか、改めて確認してみましょう。

 

スーパーフードとは

日本スーパーフード協会」という組織では、スーパーフードを以下のように定義づけています。

 

《スーパーフードの定義》

  • 栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。 あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。
  • 一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ。

引用:日本スーパーフード協会

 

また、日本スーパーフード協会ではスーパーフードの基準を以下のように定めています。

 

《スーパーフードの基準》

  • 「食歴」が長く、何世紀にもわたって人々の健康に寄与してきた食品であること。それにより、人体に及ぼす可能性がある、あらゆる問題が解明されており、その安全性に不安をもって食することがなく信頼がおけるもの。

 引用:日本スーパーフード協会

 

ドライフルーツは、乾燥させて作るため果物の栄養素が凝縮されています。

そのため、スーパーフードの定義の「一般的な食品より栄養価が高い食品であること。一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる」という条件を満たしやすいのです。

 

また、ドライフルーツは基本的に果物なので「何世紀にもわたって人々の健康に寄与してきた食品」という、スーパーフードの基準も満たすものが多いと言えます。

 

日本スーパーフード協会が特に重要と考えている10種のスーパーフード

日本スーパーフード協会では、特に重要と考えて国内で推奨しているスーパーフードを「プライマリースーパーフード10」と呼んでいるので、参考までに紹介します。

 

プライマリースーパーフード10

  1. スピルリナ
  2. マカ
  3. クコの実
  4. カカオ
  5. チアシード
  6. ココナッツ
  7. アサイー
  8. カムカム
  9. ブロッコリースーパースプラウト
  10. 麻の実(ヘンプ)

 

ここで紹介したドライフルーツでは、クコの実とアサイーが入っています。

 

スーパーフードでダイエットや健康維持をサポート

定義を満たしているスーパーフードなら、少なくとも一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれています。

ダイエットや健康維持、美容や美肌のために自分に不足している栄養素があるなら、その栄養素を多く含むスーパーフードを摂取することで補うことが可能です。

 

例えば、アンチエイジングをしたいとします。

アンチエイジングに有効なのは、抗酸化作用があるビタミンAです。

 

ドライプルーンは、体内でビタミンAに変換されるβカロテンを多く含んでいます。

つまり、プルーンを食後のデザートやおやつにして適量を食べれば、ビタミンAを補うことが可能です。

 

他にも、便秘改善のために食物繊維を摂りたいならドライいちじく、眼精疲労の改善や加齢臭予防ならドライカシスなど、用途に合わせてスーパーフードのドライフルーツは活用することができます。

 

サプリメントよりもドライフルーツでおいしく栄養補助

スーパーフードの定義に「一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在……」とあるので、スーパーフードとサプリメントの違いを理解するために、サプリメントとがどんなものかも確認しておきましょう。

 

サプリメントとは

サプリメントは健康促進を主な目的として使用される物で、健康食品に分類されます。

ただし、サプリメントと健康食品には法律上の定義はありません

 

一般的にビタミンやミネラルといった、健康の維持・増進に効果があると考えられている成分を濃縮し、錠剤やカプセル状にしたものを「サプリメント」と呼んでいます。

 

サプリメントの位置付け

※厚生労働省「健康食品の正しい利用法」を参照に作成

 

上記の図で「健康食品」を「いわゆる健康食品」と「保健機能食品」に分けていますが、違いは「保健機能食品」が国から機能表示を認められているのに対し、「いわゆる健康食品」は認められていないという点です。

つまり、サプリメントも機能表示が認められていません

 

また、スーパーフードは、「一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在」と日本スーパーフード協会で定義されていますが、基本的には果物や野菜なので「一般食品」に含まれると考えられます。

 

サプリメントの注意点

サプリメントを使用する際に注意すべき点を紹介します。

 

注意点①「サプリメント」という言葉にだまされない

「サプリメント」には明確な定義がなく、サプリメントとして販売されていても、一般食品より健康面や美容、ダイエットなどに効果があるとは限りません

 

注意点②医薬品と併用する際には医師・薬剤師に相談

サプリメントを医薬品と併用すると、相互作用により薬効が弱まったり、副作用が強まったりする恐れがあります。

サプリメントと医薬品を併用する場合は、医師や薬剤師に問題はないか相談が必要です。

 

注意点③食材の情報と食材に含まれる成分情報を混同しない

ある果物が疫学調査により、美肌に効果があることが分かったとします。

その果物に含まれている成分と同じ成分を、サプリメントで摂取したとしても同じ美肌効果が得られるとは限りません。

 

食材の情報と、食材に含まれている成分の情報を混同しないように注意が必要です。

 

注意点④サプリメントを摂り過ぎない

サプリメントの摂取量を増やして効果を高めようとすると、危険性も増大します。

適量を守ることが重要です。

 

参照:日本医師会「『健康食品』・サプリメントについて

   消費者庁「健康食品を利用する際の注意すべきポイント

 

足りない栄養はサプリメントではなく食材から摂るほうがベスト

サプリメントの【注意③】で紹介した、「食材の効果」と「食材に含まれる成分の効果」の違いは分かりにくく混同しやすいです。

だからこそ、栄養はサプリメントではなく、食材から直接摂取するほうがおすすめです。

 

スーパーフードと呼ばれる食材は、それぞれ身体にプラスになる効果を期待できます。

特にドライフルーツは、調理などせずそのまま食べられるのでお手軽ですし、何よりサプリメントよりおいしいので続けやすいです。

 

健康や美容、ダイエットなどで普段の食事で足りない栄養があると感じたら、ぜひドライフルーツで補ってみてください。

 

スーパーフードのドライフルーツはカジュベースで!

スーパーフードのドライフルーツを購入したいけど売っている店が近くにない、という方におすすめなのが、砂糖不使用のドライフルーツ専門店「カジュベース」です。

カジュベースはインターネット通販でドライフルーツを購入できます。

 

カジュベースでは、今回紹介したクコの実やブルーベリー、デーツなど、ほとんどのドライフルーツを取りそろえています。

 

特にデーツに関しては、「サイヤー種」と「デグレット・ノア種」に加え、無添加・砂糖不使用のスイーツ「和デーツ抹茶」と「和デーツきなこ」、さらにお菓子作りや料理にも使える「【砂糖不使用・無添加】ナチュラルデーツシロップ」も販売中です。

 

他にも、様々なドライフルーツをミックスした「ドライフルーツミックス」も数多く取りそろえているので、ぜひご覧になってみてください!

 

ドライフルーツ専門店「カジュベース」はこちら

 

スーパーフードのドライフルーツで健康や美容に良い食生活を

スーパーフードは、一般的な食品とサプリメントの中間にある存在で、健康や美容、ダイエットのサポートに最適です。

特にスーパーフードのドライフルーツは、食後のデザートやおやつとして、おいしく栄養補給ができます。

 

もちろん、サプリメントによる栄養補給も悪くはありませんが、食材の情報と食材に含まれる成分情報を混同している恐れもあるので、直接食材で食べるほうがおすすめです。

 

健康、美容、ダイエット、いずれも基本は三度の食事で栄養を摂取することです。

それで足りない分は、スーパーフードのドライフルーツでおいしく補ってみてください。

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