【保存版】ドライフルーツは備蓄に最適!非常食とローリングストックについて徹底解説

【保存版】ドライフルーツは備蓄に最適!非常食とローリングストックについて徹底解説

2024.03.06

ドライフルーツ

近年、地震や台風など災害が頻繁に発生しており、非常食の備蓄はとても重要です。そんな中、注目されているのが「ローリングストック」という、食料や水の備蓄方法です。

 

ローリングストックは何年間も保存できる非常食だけではなく、普段食べている「日常食」も利用して行います。そして、このローリングストックに、ぜひ加えて欲しいのがドライフルーツです。

 

このコラムでは、ローリングストックのやり方やメリット、そしてドライフルーツがどうしてローリングストックに向いているかを詳しく解説します。災害時の備えのためにも、ぜひ参考にしてください。

 

もくじ:

  1. 非常食とローリングストック
  2. 栄養面で考えるローリングストックをしておきたい食品
  3. ビタミン・ミネラル・食物繊維の補給には砂糖不使用のドライフルーツがおすすめ
  4. ドライフルーツがローリングストックにおすすめの5つの理由
  5. 被災時でも作りやすいドライフルーツを使った簡単レシピ
  6. カジュベースの砂糖不使用ドライフルーツ
  7. 非常時だからこそドライフルーツでおいしく楽しく

非常時だからこそドライフルーツでおいしく楽しく

 

非常食とローリングストック

非常食

 

20193月に農林水産省より発表された『災害時に備えた食品ストックガイド』では、最低でも家族の人数×3日分、できれば家族の人数×1週間分の食料を備蓄しておくことが推奨されています。

 

なぜ3日~1週間なのかというと、過去の事例から災害支援物資が3日以上到着しないことや、ライフラインの復旧に1週間以上かかる場合が多いことが分かっているからです。

 

「食料の備蓄」と聞くと、非常食を購入して備えておくイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。ところが、備蓄の対象となるのは非常食だけではなく「日常食」も含まれるのです。

 

日常食は非常食に比べて日持ちはしませんが、「ローリングストック」をすることで日持ちの問題を解決できます。

 

非常食と日常食の違い

「非常食」とは、災害時などの非常事態に備えて用意しておく食品で、長期保存できるものが一般的です。もちろん、平常時の食事として食べることもできます。

 

非常食の例

  • カンパン
  • レトルト食品
  • 缶詰

 

「日常食」とは平常時に食べている食品のことです。ただし、非常食として使用できる物も多くあります。

 

非常食にもできる日常食の例

  • 日持ちする野菜
  • 果物
  • ドライフルーツ
  • 干物
  • お菓子

 

災害はいつ起こるか分かりません。そのため冷蔵保存をしなくてもいい野菜や果物などは、被災時に買い置きがあればそのまま非常食として使えます

 

逆に肉や生魚など冷蔵保存や冷凍保存が必要な食品は、冷蔵庫が使用できなくなってしまうと、状況によってはすぐに傷んでしまい食べられません。

 

このように日常食でも、日持ちする物なら工夫しだいで非常食として利用できます。そして、その工夫こそが「ローリングストック」です。

 

ローリングストックのやり方

ローリングストックは、「ローリングストック法」とも呼ばれる食料の備蓄方法です。賞味期限や消費期限内に使い切ることを前提として、食料品や飲み物などを多めに買い溜めしておきます。

 

そして備蓄している量を減らさないように、使ったら買い足して行くのです。

 

ローリングストック 

 

例えば、ドライフルーツ3袋をローリングストックするとしましょう。ドライフルーツ3袋を全部食べてから改めて買い足す、もしくは1袋食べたら1袋買い足してストックの量を減らさないようにします。

 

具体例

3月に、賞味期限が6ヶ月あるドライフルーツのローリングストックを開始すると仮定します。

 

  • 3月にドライフルーツ3袋を購入(賞味期限:6ヶ月後)
  • 5月に1袋食べて1袋買い足す(賞味期限:3月購入分 4ヶ月後、5月購入分 6ヶ月後)
  • 6月に1袋食べて1袋買い足す(賞味期限:3月購入分 3ヶ月後、5月購入分 5ヶ月後、6月購入分 6ヶ月後)
  • 8月に2袋食べて2袋買い足す(賞味期限:6月購入分 4ヶ月後、8月購入分 6ヶ月後)

 

上記のようなサイクルを繰り返して、賞味期限/消費期限が切れないようにしながら、一定量のストックを保持します。そうすることで、災害が発生してライフラインが切断されても、非常食を確保していることになるのです。

 

また、ストック分を買い足してから、期限が近い物を食べるという方法でも構いません。買い足してから食べる方が、買い忘れや買い足すまでのストックが切れる期間を無くすことができます。

 

ただし、古い物と新しい物を間違えて食べないように注意は必要です。

 

栄養バランスも考えてストックしておく

ローリングストックは複数の食品で行います。主食、主菜、副菜、デザート、飲料などを栄養バランスを考えてストックしておきましょう。

 

被災時は炭水化物や塩分が多めになると言われています。また、肉体だけではなく精神的負担も大きいので、栄養バランスを考えた上で、大好きな食べ物をストックしておくのがおすすめです。

 

ローリングストックのメリット

専用の非常食だと、5年間など非常に長い期間保存することが可能です。しかし、消費期限が長いため、期限が切れる時期を忘れてしまうことがあるのです。

 

そのため、実際に必要になった時、消費期限が過ぎていて食べられない恐れがあります。これに対し日常食をローリングストックしておけば、あらかじめ賞味期限が切れる前に食べては買い足す。

 

あるいは買い足してから食べるということを繰り返しているので、賞味期限が切れるリスクを減らすことが可能です。また、一般的に専用の非常食より日常食のほうがおいしいですし、種類も豊富です。

 

特に被災時は肉体的にも精神的にも疲弊してしまいます。そのような状況だからこそ、少しでもおいしい物を食べて体力を回復させると共に、元気を取り戻すことも必要です。

 

食事は肉体の栄養を摂取するだけの物ではないので、被災時に心のケアを補助するためにもローリングストックで食料の備蓄をしておきましょう。

 

豆知識:消費期限と賞味期限の違い

ここで「消費期限」と「賞味期限」の違いについて確認しておきます。

 

  • 消費期限:安全に食べられる期限
  • 賞味期限:おいしさなどの品質を保証する期限

 

消費期限が過ぎた食品は傷んでいる恐れがあるので、食べないほうが安全です。一方、賞味期限が切れている食べ物は、未開封で注意書きにある保存方法を守っている場合は、すぐに食べられなくなるとは限りません。

 

栄養面で考えるローリングストックをしておきたい食品

ローリングストックについて紹介してきましたが、具体的にどのような食品を備蓄すれば良いのでしょうか。栄養素ごとに分類して紹介していきます。

 

主食:炭水化物

主食となるのはご飯、パン、麺類がありますが、これらは全て炭水化物です。

 

炭水化物とは

炭水化物とはエネルギーとなる栄養素で、糖質と繊維質からできています。実際にエネルギーとなるのは糖質ですが、繊維はエネルギーにはならないものの整腸作用など身体に必要な栄養素です。非常食でも炭水化物を含む食品は多くあります。

 

主食になる食品

  • アルファ米・レトルトご飯・パックご飯
  • 包装された切り餅
  • 缶詰パン・乾パン
  • カップ麺・インスタント麺・乾麺
  • ホットケーキミックス・小麦粉

 

被災した直後など、水や火などが無くても食べられるのはカンパンです。水があればアルファ米が食べられます。

 

また、カセットコンロを用意しておけば、お湯を沸かせるので麺類はほとんどOKですし、餅も焼けます。特にカップ麺は食器が必要ないので重宝します。

 

主菜:タンパク質

主菜となるのは肉、魚、たまご、大豆製品など、おかずの中心となる料理で、摂取できる主な栄養素はタンパク質です。

 

タンパク質とは

タンパク質は身体を構成する重要な構成成分の1つで、「プロテイン」と同じものです。タンパク質は、食べ物から摂取すると、アミノ酸に分解され吸収されます。

 

吸収されたアミノ酸は、筋肉、臓器、肌、髪、爪などの材料として使われるだけでなく、ホルモン、代謝酵素、免疫物質になるなど多くの働きをします。

 

主菜になる食品

  • 丼やカレー、パスタソースなどのレトルト食品
  • 丼やカレーなどのフリーズドライソース
  • 肉、魚、豆などの缶詰
  • 常温保存可能な魚肉やウインナーなどのソーセージ

 

近年、缶詰は缶切りを使用しなくても開けられる物が主流になり、災害時などの状況でも簡単に食べられて、味も良く重宝します。

 

また、ご飯にかけて食べるレトルトやフリーズドライソースも種類が豊富で、ストックしておくと平時でも忙しいときなど簡単に食べられて便利です。

 

副菜・デザート:ビタミン・ミネラル・食物繊維

副菜・デザートには、サラダやスープ、果物、そしてドライフルーツなどがあります。主食と主菜では不足しがちな栄養素である、ビタミン・ミネラル・食物繊維を補うことが可能です。

 

ビタミンとは

「ビタミン」と呼ばれる栄養素は13種類あり、糖質・脂質・タンパク質といったエネルギーとなる栄養素の潤滑油のような働きをしています。

 

身体に必要となるビタミンはわずかな量ですが、人間は体内で必要とされる量のビタミンを合成できません。そのため、食物から摂取することが必要です。

 

ミネラルとは

「ミネラル」と呼ばれる栄養素は16種類あり、ビタミンと同様に必要な量を体内で合成できないため、食物から摂取する必要があります。

 

1日に100mg以上の摂取が推奨されているものを「多量ミネラル」、100mg未満のものを「微量ミネラル」と呼んでいます。

 

ただし、ミネラルは摂り過ぎても良くない栄養素なので、バランス良く摂取することが大切です。

参照:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)

 

食物繊維とは

食物繊維は腸内環境を整える手助けをしてくれます。腸内環境を整えることはお通じの改善だけではなく、ダイエットや美容、アンチエイジングにも効果を期待できます。

 

主食からも摂取できるのですが、それだけでは足りないため副菜やデザートで補うことが必要です。

 

副菜・デザートになる食品

  • インスタント・即席スープや味噌汁
  • 漬物・梅干し・佃煮
  • ドライフルーツ
  • 野菜・果物ジュース
  • 果物の缶詰

 

ローリングストックできる食品の中では、日持ちする野菜や果物も副菜・デザートとなります。しかし、野菜や果物は皮をむいたり刻んだりしないと食べられない物もあります。

 

包丁やまな板を洗うことを考えると、断水している状況では野菜や果物をそれほど多くは使えません。そのため、洗い物の必要が無い、漬物や佃煮、ドライフルーツや缶詰のほうが、断水時の場合は使い勝手が良いと言えます。

 

その他:飲み物や菓子・嗜好品など

水以外の飲み物やお菓子、嗜好品は栄養面ではなく、被災時のちょっとした楽しみや息抜き、気分転換に使うために必要です。被災時だからこそ、楽しみや気分転換はとても重要となります。

 

とは言え、お菓子や嗜好品ばかり備蓄しては栄養が偏ってしまうので、栄養バランスも考慮してローリングストックをしましょう。

 

ビタミン・ミネラル・食物繊維の補給には砂糖不使用のドライフルーツがおすすめ

ドライフルーツ

 

被災直後の食事は、炭水化物に偏りがちです。そこで、その他の栄養を摂取するためにおすすめなのがドライフルーツです。ドライフルーツは果物が本来持っている、ビタミン、ミネラル、食物繊維が凝縮されています。

 

さらに、水と一緒によく噛んでたべれば腹持ちも良いです。ただし、ドライフルーツには砂糖を使用しているものがあります。

 

ドライフルーツには砂糖使用の物と砂糖不使用の物がある

被災時にビタミン・ミネラル・食物繊維を摂取するためにドライフルーツを食べるのがおすすめですが、ドライフルーツには砂糖を使用している物と砂糖不使用の物があるので注意が必要です。

 

平常時の肥満や虫歯もそうですが、非常食としても糖質過多になる恐れがあります。特に被災直後の食事は炭水化物が多くなりがちです。

 

炭水化物は糖質と食物繊維でできているのですが、糖質のほうが多く含まれています。そのため砂糖不使用のドライフルーツをローリングストックしておき、「持ち歩き用品」としても活用するのがおすすめです。

 

「持ち歩き用品」にも砂糖不使用ドライフルーツ

「持ち歩き用品」は『災害時に備えた食品ストックガイド』の中でも、外出中に災害に遭ったときに備えて準備しておくことが推奨されています。

 

チョコレートなどのお菓子も非常時にはカロリーが高くて良いのですが、平常時に食べ過ぎると肥満にも繋がります。そこでドライフルーツのほうが、含まれる栄養素の種類も多く、水と一緒によく噛んで食べることで少量でも満腹感を得やすいのでメリットが多いです。

 

ドライフルーツがローリングストックにおすすめの5つの理由

生肉や生魚、そして冷凍食品など冷蔵庫で保存しないと日持ちしない食品は、ローリングストックに向いていません。なぜなら、被災などでローリングストックしている食料が必要になる場合、ライフラインが絶たれ停電している可能性が高いからです。

 

逆に言えば、常温で1週間程度は傷まない食品はローリングストックに利用できます。そのため対象となる食品は多くあるのですが、その中でも特に加えて欲しいのがドライフルーツです。

 

ドライフルーツがローリングストックにおすすめなのには、5つの理由があります。

 

理由1)ある程度の長期保存が可能

ドライフルーツは果物の乾物なので、生の果物よりも日持ちがします。期間は果物の種類や乾燥する方法などによって変わりますが、半年以上の賞味期限がある商品が多いです。

 

ただし、売れ残っている商品は、当然ですが賞味期限が短くなっているので、ローリングストック用に購入するときにはどれぐらい賞味期限があるかを必ずチェックしましょう。

 

理由2)被災時に不足しがちなビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富

種類によって差はありますが、果物にはビタミン・ミネラル・食物繊維が多く含まれており、これらの栄養素は被災時の食事で不足しがちです。ドライフルーツには果物の栄養素が凝縮されているので、不足しているビタミン・ミネラル・食物繊維を補うのに最適と言えます。

例)ドライマンゴーの栄養素

 ドライマンゴー

 

ドライマンゴー(重量100g

生マンゴー(重量100g

エネルギー

339kcal

68kcal

水分

9.3g

82g

タンパク質

0.7g

0.1g

糖質

78.5g

15.6g

食物繊維

6.4g

1.3g

βカロテン

5.90mg

0.61mg

ビタミンB1

0.27mg

0.04mg

ビタミンB2

0.21mg

0.06mg

ビタミンC

69mg

20mg

ビタミンE

7.1mg

1.9mg

葉酸

260μg

84μg

カリウム

1100mg

170mg

出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

 

表で比較すると、マンゴーのドライフルーツは生の7倍のタンパク質、5倍の食物繊維、6倍のカリウムが含まれています。ビタミン各種も3倍以上あるのですが、カロリーも5倍です。

 

被災時は貴重な栄養源となりますが、平常時は食べ過ぎに注意しましょう。ドライフルーツはおいしいので、気をつけないとつい食べ過ぎてしまいます。

 

理由3)ローリングストックをしながら豊富な種類を試せる

ドライフルーツというと、レーズンやバナナ、アプリコット、干し柿くらいはすぐに思い浮かびますが、それ以外にもデーツ、ブルーベリー、イチゴ、イチジク、プラムなど非常に多くの種類が存在します

 

例えば、レーズンだけでも、トンプソンレーズン、サルタナレーズン、グリーンレーズンなどがありますし、同じ果物でも産地や乾燥方法により、味や食感などに大きな違いが生まれるのです。

 

そのため、ローリングストックをするにしても、いつも同じ商品を購入せずに色々な種類を試して味を楽しむこともできます。

 

理由4)食べ方のアレンジが簡単

ドライフルーツはそのまま食べることはもちろん、ヨーグルトに混ぜたり、アイスクリームにトッピングしたり、紅茶に入れたりと簡単にアレンジして食べられます。

 

また、蒸しパンやケーキ、ちょっと変わった使い方だとお粥に入れるなど、色々な料理にも使用可能です。そのため被災時の備えというだけでなく、普段使いでも幅広く活用できます。

 

理由5)日常食としてダイエットや健康食として活用できる

ドライフルーツには生の果物の栄養素が凝縮されています。そのため、効率よくビタミン、ミネラル、食物繊維などの身体に良いと言われる成分を手軽に摂ることができるので、ダイエットや健康食として日常的に食べられています。

 

特に高血圧予防を期待できるカリウムを多く含む種が多いのも、ドライフルーツが健康食として人気のある理由です。カリウムには余分に摂取した塩分を排泄する作用があります。

 

また、ドライフルーツに含まれる果糖は、ご飯やパンに比べると血糖値の上昇が穏やかです。血糖値を急激に上げる食べ物は、脂肪になりやすく痩せにくいと言われています。

 

反対に血糖値が上がらないと満腹感を得られないのですが、ドライフルーツは水分が少ないためよく噛む必要があり、食べるのに時間がかかります。さらに、水と一緒に食べれば胃の中で膨らみ満腹感を得やすいのです。

 

被災時でも作りやすいドライフルーツを使った簡単レシピ

ドライフルーツはそのまま食べても十分おいしいので、ローリングストックに最適です。しかし、被災して大変な状況だからこそ、より美味しく楽しい食事が心と身体に力をくれます。

 

そこで災害時でも簡単に作れて、よりドライフルーツをおいしく食べられるレシピを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

ドライフルーツのビスケットサンド

ビスケット

 

これは本当に簡単で、非常食やローリングストックしておいたビスケットにドライフルーツを挟むだけです。

 

材料

  • ビスケット(偶数枚)
  • ドライフルーツ(いちご、デグレット・ノア種のデーツなど)

 

必要な道具

  • なし

 

作り方

  1. ビスケットでドライフルーツを挟む

 

ビスケットは、「RITZ(リッツ)」などのしょっぱいビスケットでも、「マリー」のように甘いビスケットでもお好みでOKです。ただ、ドライフルーツは多少粘度があったほうが、サンドした際にビスケットを固定しやすいです。

 

カジュベースで扱っているドライフルーツなら、イチゴデグレット・ノア種のデーツプルーンなどが向いています。

 

ドライフルーツティー

ドライフルーツティー

 

ティーパックとドライフルーツ、お好みで砂糖があればできる簡単レシピです。

 

材料

  • ティーパック
  • ドライフルーツ(イチゴ、アプリコット、レーズンなどお好みのもの)
  • 砂糖(お好みで使用)

 

必要な道具

  • カセットコンロ
  • ヤカン
  • ポット(保温容器)
  • ティーカップ(耐熱のコップであればOK

 

作り方

  1. カセットコンロでお湯を沸かす
  2. ポッドにティーパックで紅茶を作る
  3. ドライフルーツを紅茶の中に入れる
  4. 紅茶にドライフルーツの甘みと香りを移すためにしばらく蒸す
  5. ティーカップに紅茶を注ぐ
  6. お好みで砂糖を入れる

 

災害時だからこそ、温かく甘い紅茶で心を落ち着かせてください。もちろん平常時でも美味しく楽しめますし、ドライフルーツのビスケットサンドとの相性も抜群です。

 

ドライフルーツ入り蒸しパン

蒸しパン

 

蒸しパンはおやつとしてだけではなく、主食として食べることもできます。少し手間がかかるので、今回は1人分の分量を明記しています。

 

用意する物(一人分)

  • ホットケーキミックス(200g)
  • 水(200g)
  • レーズンなどの小さなものか刻んであるドライフルーツ(80g

 

必要な道具

  • カセットコンロ
  • 耐熱性ポリ袋(高密度ポリエチレン製)2
  • 湯せん用の水

 

作り方

  1. 鍋をカセットコンロの上に乗せて中火でお湯を沸かす
  2. 耐熱性ポリ袋にホットケーキミックスと水を入れる
  3. 上記をダマがなくなるまで袋の上からもむ
  4. ドライフルーツを入れてさらにもむ
  5. ポリ袋の空気をしっかりと抜く
  6. 袋の口を上部で固く結ぶ
  7. 鍋のお湯が沸騰したら弱火にして袋を入れる
  8. 袋の口が水没しないよう鍋の外に出してフタをする
  9. 沸騰して吹きこぼれそうになったら、いったん火を止めて弱火で再度加熱
  10. 30分間弱火で煮たら鍋から取り出す
  11. ポリ袋を開ける

 

ポリ袋に空気が多く入っていると浮いてしまい、うまく煮ることができません。また、コンロは絶対に強火にしないでください。ポリ袋にコンロの火が付かないよう注意が必要です。

 

カジュベースの砂糖不使用ドライフルーツ

カジュベースでは砂糖不使用のドライフルーツを取り扱っています。ローリングストックは食べたら買い足すので、平常時はできる限り糖質を少なくしたいという方に特におすすめです。

 

また、カジュベースが運営しているショッピングサイトから直接購入していただくと、賞味期限が半年先のドライフルーツが手元に届きます。

 

製品によって差はあるものの、ドライフルーツは本来1年以上賞味期限があるのです。しかし、カジュベースでは品質と安全性を考え、十分余裕を持った状態で賞味期限を半年先にしています。

 

そのため指示通りの保存方法で管理していただければ、品質が変わらないドライフルーツを召し上がれます。

それではカジュベースで販売しているドライフルーツについて紹介していきましょう。

 

スタンダードなパッケージ「ドライフルーツ単品」

 

「ドライフルーツ単品」は、1種類のドライフルーツのみのパッケージです。

カジュベースでは砂糖不使用のドライフルーツの単品が、20種類以上あります。

 

アプリコット

 

トンプソンレーズン(一般的なレーズン)、マンゴー、アプリコットなどのメジャーなドライフルーツはもちろん、アロマティカバナナ、グリーンレーズンなど、店頭では入手しにくい物も扱っています。

 

カジュベースの「ドライフルーツ単品」はこちら

 

より多くの栄養が取りやすい「ドライフルーツミックス」

「ドライフルーツミックス」は、複数のドライフルーツを混ぜてパッケージにしています。

 

ドライフルーツミックス

 

また、単品とは異なり、食べやすいようそれぞれのドライフルーツを一口サイズにしてある物がほとんどなので、ヨーグルトに混ぜたり、お菓子作りに使ったりするのにも最適です。

 

一口サイズなので被災時用のレシピで紹介した、「ドライフルーツティー」や「ドライフルーツ入り蒸しパン」にも使いやすいです。

 

「【無添加・砂糖不使用】5種のドライフルーツミックス」や「【無添加・砂糖不使用】4種のビューティーベリーミックス」など、10種類以上のドライフルーツミックスが用意されており、好みによって選ぶことができます。

 

カジュベースの「ドライフルーツミックス」はこちら

 

小分けにされていて携帯にも便利「ドライフルーツ小袋」

「ドライフルーツ小袋」は、小分けにしたパッケージで携帯にも便利ですし、食べ過ぎの予防にもなります。

 

ドライフルーツ小袋

 

小袋の多くは40gになっており、小腹が空いたときにちょうど良い量です。さらに、携帯していると自宅外で被災したときの非常食になる「持ち歩き用品」にもできます

 

「【無添加・砂糖不使用】ドライマンゴー 12袋(140g)」や「【無添加】ドライイチゴ & パイナップル小袋 (140g)」など、20種類以上のドライフルーツ小袋が用意されています。

 

カジュベースの「ドライフルーツ小袋」はこちら

 

おつまみにもなる「ナッツ」

カジュベースではドライフルーツ以外に、ナッツ類も取り扱っています。ナッツも栄養が豊富で、非常食にもなるのでローリングストックにもおすすめの食品です。

 

ミックスナッツ

 

平常時はおつまみにもなりますし、お子様のおやつにもできます。ただし、アレルギーがある場合があるので、お子様に食べさせる前に確認が必要です。

 

「生クルミ」、「ローストアーモンド」、「生カシューナッツ」、「松の実」をカジュベースでは扱っています。

 

カジュベースの「ナッツ」はこちら

 

非常時だからこそドライフルーツでおいしく楽しく

近年、地震や台風など自然災害が頻発しています。災害に備え食料と水を備蓄しておくことは、とても重要です。

 

一方、非常時だからこそ食事はおろそかにはできません。被災するとそれだけで、肉体的、精神的な負担がとても大きく、そんな状況を支えてくれるのが、おいしくて楽しい食事です。

 

ドライフルーツは被災時に不足しがちになる、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富ですし、反対に取り過ぎになりやすい塩分を排泄するカリウムも摂取できます。そして、何よりおいしいです。

 

おいしいドライフルーツをローリングストックして、味気ない非常食ではなく、被災時でも楽しい食事を心がけてみてください。

 

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